制定日:令和8年5月12日
前文
本ライセンス契約(以下「本契約」という。)は、合同会社ハイカラダイブ(以下「当社」という。)が運営するストックフォトサービス「ハイカラストック」(以下「本サービス」という。)を通じてダウンロードされる素材の利用許諾条件を定めるものである。
本契約は、利用規約と一体をなすものであり、利用規約上の定義は本契約にも適用される。本契約と利用規約の定めが矛盾する場合は、素材の利用につき、本契約の定めが優先する。
会員は、素材をダウンロードした時点で、本契約に同意したものとみなす。
第1条(ライセンスの性質)
1 当社は、会員に対し、本契約に定める条件に従い、素材を利用するための非独占的、譲渡不能、再許諾不能のライセンスを付与する。ライセンスの地域的範囲は全世界とする。
2 ライセンスの付与は、素材に係る著作権、著作者人格権その他一切の知的財産権の譲渡を含まない。すべての知的財産権は当社に留保される。
3 ライセンスは、会員本人(または法人1社につき担当者1名)にのみ付与される。1つのアカウントで取得した素材を、アカウント名義人以外の者が利用することはできない。法人内で複数の担当者が利用する場合は、人数分のアカウント登録およびサブスクリプション契約が必要となる。
4 会員がデザイナー、制作会社等として第三者(以下「クライアント」という。)の依頼を受けて素材を利用する場合、会員は、素材を組み込んだ最終制作物(ウェブサイト、印刷物、広告物等)をクライアントに納品することができる。ただし、素材そのもの(または素材を主たる構成要素とし、クライアントが素材を抽出・再利用しうる形態のデータ)をクライアントに引き渡し、または利用させてはならない。クライアントが当該素材を新たな制作物に流用する場合は、クライアント自身が本サービスのアカウントを取得し、別途ライセンスを取得する必要がある。
第2条(素材の分類)
本サービスで提供される素材は、次の2種類に分類される。各素材の分類は、素材の詳細ページおよびダウンロード画面に表示される。
本サービスで提供される素材は、すべて当社が現地を訪れ、実際に撮影した「生の写真」である。
| 項目 | 通常素材(テクスチャー・クローズアップ等) | エディトリアル素材(風景・看板等) |
| 利用目的 | 商用利用可(ロイヤリティフリー) | 非商用目的のみ(報道・ブログ・学術等) |
| 加工 | 自由(トリミング、色調変更、合成、変形、創作的利用を含む) | 軽微な調整のみ(明るさ、コントラスト、わずかなトリミング、文字入れ) |
| AI学習利用 | 可 | 不可 |
| クレジット表記 | 不要 | 必須(「写真提供:ハイカラストック」等) |
| 第三者の権利 | 含まれない | 含まれる可能性あり。当社は保証しない |
| 補償 | 過去1年のサブスク料金総額を上限 | 補償対象外 |
第3条(通常素材の許諾範囲)
1 サブスクリプション契約期間中、会員は、通常素材について、次の各号に掲げる利用を行うことができる。
(1)ウェブサイト、ブログ、SNSその他のデジタルメディアにおけるデザイン素材としての利用
(2)印刷物、広告、販促物における素材としての利用
(3)3Dモデリング、CG、ゲームにおけるマテリアル・テクスチャーとしての利用
(4)自由な加工(トリミング、大幅な色調変更、反転、合成、テクスチャーとしての変形等)を施した上での利用
(5)デザイナーの創造性に基づき、元の写真の原型を留めないレベルの加工を施しての創作的利用
(6)AI(人工知能)・機械学習モデルの学習データとしての利用
2 通常素材の利用にあたり、著作権表記(クレジット表記)は不要とする。
3 通常素材を1点あたり累計50万部(印刷部数)または累計50万インプレッション(デジタル媒体における表示回数)を超えて利用する場合、または制作費1,000万円を超える映像・マルチメディア作品に利用する場合は、本ライセンスの対象外とし、当社への事前の書面による個別許諾の取得を要する。
第4条(エディトリアル素材の許諾範囲)
1 エディトリアル素材は「記録」としての性質上、次の各号に掲げる目的でのみ利用することができる。
(1)新聞、雑誌、ニュースサイトその他の報道媒体における報道目的での利用
(2)ブログ、ウェブマガジン等における正確な情報提供を目的とした利用
(3)書籍、論文等における評論・学術研究・教育目的での利用
2 エディトリアル素材の利用は、1つの文脈(特定の記事、特定の書籍、特定の論文等)における1回限りの利用とする。当該文脈の範囲内であれば、媒体(紙面、ウェブ、SNS等)を問わず転載・再掲載することができる。文脈を異にする新たな利用については、改めて本契約に基づく素材のダウンロードを要する。
3 エディトリアル素材の加工は、視認性を高めるための軽微な調整(明るさ、コントラスト、わずかなトリミング)および文字入れに限るものとする。撮影された事実(場所、時間、被写体の実態)を著しく歪めるような加工、合成、改変を固く禁じる。
4 エディトリアル素材を利用する場合は、「写真提供:ハイカラストック」または「Photo: highcollarstock」等の著作権表記(クレジット表記)を行わなければならない。クレジット表記は、素材を使用した媒体上の合理的な位置に、読者が認識できる形で記載するものとする。
5 当社は、エディトリアル素材のダウンロード画面において、「エディトリアル使用のみ(商用利用不可)」である旨の警告を表示する。
6 エディトリアル素材をAI・機械学習の学習データとして利用することは禁止する。
第5条(エディトリアル素材に含まれる第三者の権利)
1 エディトリアル素材には、次の各号に掲げる対象物が含まれている場合がある。会員はこれを理解した上でダウンロードおよび利用を行うものとする。
(1)第三者が著作権を有する建築物、彫刻、看板、広告物その他の著作物
(2)第三者が商標権を有するロゴ、ブランド名、キャラクターその他の標識
(3)公園遊具、公共施設その他の公共物
(4)私有地の外観
2 写真に含まれる建築物・美術品・看板等の著作権、および肖像権については、利用の形態に応じて必要に応じ識別・許諾取得を行ってください。権利関係の紛争について、当社は一切の責任を負わない。
第6条(禁止事項)
すべての素材について、次の各号に掲げる行為を禁止する。
(1)素材を第三者に再配布、再販売、サブライセンスし、または貸与すること(例:写真集としての出版、ポストカード等のグッズ化しての販売、ストックフォトサイトへの転載等)
(2)エディトリアル素材を広告等の商用目的に使用すること
(3)被写体の名誉や印象を著しく損なう加工を行うこと
(4)施設や被写体を中傷する目的や、現地の秩序を乱すような文脈での利用
(5)素材を次の態様で使用すること
ア ポルノグラフィ、アダルトコンテンツその他性的表現を含む内容
イ 特定の政党・政治家・宗教団体の支持または批判を目的とする政治的・宗教的活動
ウ たばこ、ギャンブル、ダイエットサプリメントその他健康被害を生じうる商品・役務の宣伝
エ 酒類の宣伝(ただし、被写体に20歳未満と認められる人物が含まれる素材の酒類関連利用は一切不可)
オ 違法行為または公序良俗に反する活動を助長する内容
(6)有料記事の内容を無断でブログやSNS等で公開・転載すること(AI学習データとしての入力・利用を含む)
(7)素材のメタデータ、著作権表示、電子透かしその他の権利管理情報を除去し、または改変すること
(8)著作権表示を意図的に消去し、自らが著作権者であると偽るための加工を行うこと
(9)アカウント情報を第三者と共有し、または複数人で1つのアカウントを使用すること
(10)自動化ツール、スクリプト等を用いて大量の素材を一括ダウンロードすること
(11)ダウンロードしたコンテンツを、1年以上使用することなく保管・蓄積し続けること
(12)素材の全部または一部を、商標、サービスマーク、ロゴ、商号、店舗名その他の出所表示として使用し、または出願・登録すること
第7条(ライセンスの存続期間)
1 通常素材のライセンスは、サブスクリプション契約期間中にダウンロードされた素材について、原則として無期限に存続する。
2 エディトリアル素材のライセンスについても、前項と同様とする。
3 ただし、会員が本契約または利用規約に違反した場合、ライセンスは自動的に終了する。
第8条(解約後の素材利用)
1 解約後は、新たに素材をダウンロードすることはできない。
2 解約前にダウンロード済みで、かつ既に具体的なプロジェクトに使用を開始している素材については、解約後も継続して利用することができる。
3 ただし、次の各号に掲げる行為は禁止する。
(1)未使用の素材を1年以上保管・蓄積すること
(2)解約後に全く新しい用途やプロジェクトへ転用・再利用すること
4 前項各号の行為を行う場合は、サブスクリプションへの再加入が必要となる。
第9条(補償)
1 当社は、通常素材が第三者の著作権、肖像権その他の権利を侵害していないことについて合理的な確認を行う。ただし、完全な無侵害を保証するものではない。
2 エディトリアル素材については、前項の確認および次項の補償は適用されない。
3 当社は、会員が本契約に従って通常素材を使用したにもかかわらず、当該素材に起因して第三者から権利侵害の請求を受けた場合、当該会員が過去1年間に当社に支払ったサブスクリプション料金の総額を上限として、弁護士費用を含む合理的な防御費用および確定した損害賠償額を補償する。
4 前項の補償を受けるためには、会員は、第三者からの請求を受けたことを知った日から30日以内に当社に書面で通知しなければならない。
5 第3項の補償は、会員が本契約または利用規約に違反して素材を使用した場合、会員が素材を改変したことに起因する場合、またはエディトリアル素材に関する場合には適用されない。
第10条(免責)
1 写真は撮影当時の記録である。現在の状況(解体・立入禁止等)を保証するものではない。
2 エディトリアル素材の被写体の所有者や権利者から個別の許諾を得ていないものが含まれる。素材の使用によって生じた第三者との紛争および損害について、当社は一切の責任を負わない。
3 当社の故意または重大な過失がある場合を除き、本サービスの利用に関連して生じたいかなる損害についても、一切の責任を負わないものとする。
4 責任の上限:当社の過失(重大な過失を除く)により会員に損害賠償責任を負う場合、その賠償額は、会員が過去1年間に当社に支払ったサブスクリプション料金の総額を上限とする。
5 消費者契約法その他の強行法規により、前各項の免責または責任制限が適用されない場合は、当該強行法規の定めるところによる。
第11条(コンテンツの配信停止)
当社は、施設側からの要請や権利関係の変化、その他運営上の理由により、特定の写真素材や記事の公開を予告なく停止する場合がある。これによる損害について、当社は一切の責任を負わない。
第12条(権利侵害への対応)
1 掲載写真に問題がある場合は、お問い合わせフォームよりご連絡をいただくようにする。当社は迅速に対応する。
2 当社は、権利侵害の申告を受けた場合、速やかに当該素材の公開を停止し、事実関係の確認を行う。
第13条(ライセンスの終了)
1 ライセンスは、次の各号のいずれかに該当する場合に終了する。
(1)会員が本契約または利用規約に違反した場合(自動終了)
(2)当社が事前の通知なく当該会員のサブスクリプションを解約し、以後の利用を拒否(アカウント削除)した場合
2 ライセンスが終了した場合、会員は素材の利用を直ちに中止し、保有する素材のデータおよびそのすべての複製物を削除するものとする。
3 ライセンスの終了に伴い、支払済みの料金の返金には一切応じない。
第14条(本契約の変更)
当社は、必要と判断した場合には、本契約を変更することができる。ただし、会員の権利に重大な影響を及ぼす変更については、変更の効力発生日の30日前までに本サービス上に掲示する。
第15条(準拠法および管轄裁判所)
1 本契約の準拠法は日本法とする。
2 本契約に関する一切の紛争については、福岡地方裁判所小倉支部を第一審の専属的合意管轄裁判所とする。
以上
附則
令和8年5月12日 制定・施行
